REPORTレポート

白馬大雪渓 レポート

2023.07.04白馬大雪渓(Vol.2) / 晴

白馬大雪渓を登り始めて約90分のところで新潟大学山岳環境研究室の3名様(写真)にお会いしました。「杓子岳の崩落と土石流を研究しています。今日はドローンによる調査のためにやって来ました。」とのこと。ちなみに、同研究室の調査により、2019年に唐松岳の唐松沢雪渓が氷河であると学術的に確認されました。
[白馬大雪渓]

取材中にも杓子岳の東斜面(写真上部)では石がガラガラと音を立てて転がり落ちていました。こぶし大の石でも直撃すれば怪我は免れず、頭に当たれば命に関ることも。落石を警戒しつつドローンの準備を進める研究室の皆さんの横で、レポーターもヘルメットを被り直し気を引き締めました。
[白馬大雪渓]

あちこちに転がっていた白い石(写真)については「珪長岩といって、杓子岳を形成する岩石です。杓子岳と白馬岳はすぐ隣にありますが地質が異なるため、どの石がどちらの山から転がって来たものかが分かります。崩れ方も違って、それがそれぞれの稜線の形にも現れていると言われています。」と教えてくださいました。そういえば、同じ白い石の大きなものが Vol.1 の2枚目の右下にもありました。
[白馬大雪渓]

800人という日本最大の収容人数を誇る山岳宿舎・白馬山荘 のスタッフさん(写真)が「こんにちは!今日が私たちの今年初の出勤日です。」とお話しくださいました。今年は相部屋、個室ともに完全予約制にて10/14(土)まで営業します。今回レポーターは白馬大雪渓の途中で引き返しましたが、起点の猿倉荘から白馬山荘までのコースタイムは約7時間です。
[白馬大雪渓]

[白馬大雪渓]
*場所 … 長野県北安曇郡白馬村 猿倉(白馬岳登山口)
*交通 … 路線バス JR白馬駅~猿倉(片道1,000円)
*駐車場 … 約200台 ※満車時は100m手前に臨時駐車場(100台)開設

reported by Snownavi

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9時頃天候気温
白馬大雪渓 +15.0℃

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