
北アルプスのうちの「日本百名山」(深田久弥、新潮文庫)に選ばれた15座に登ってみようと、まずは北ア最南端の乗鞍岳へ。乗鞍岳は、剣ヶ峰(主峰、標高3,026m、写真左奥)、蚕玉岳(標高2,979m、写真中央)、朝日岳(標高2,975m、写真右)、大日岳(標高3,014m)など23の峰々から成る、長野県と岐阜県にまたがる活火山です。
[乗鞍岳・肩の小屋]

乗鞍エコーラインの三本滝~畳平間にマイカーが入れないため、本日6/30(月)は 乗鞍観光センター に車を止めて 乗鞍岳春山バス に乗り、終点のバス停「大雪渓・肩の小屋口」で降りて、そこから歩き始めました(※7/1~10/31は畳平まで 乗鞍山頂(畳平)シャトルバス が運行)。最初の約500mの雪上区間をクリアして肩の小屋(写真中央のグレーの建物)まで来れば、以降の登山ルートに残雪は無く、しばらく黒っぽい溶岩のザレ場が続きました。
[乗鞍岳・肩の小屋~朝日岳]

朝日岳の山頂が近づくと足元は赤みを帯びた岩石に変わり、進むほどに白っぽく変わって行きました。「何の撮影ですか?『Snownavi』というサイトの取材なのですね。今度チェックしてみます!」とは岐阜県からの4名様(写真)。朝のうち空の多くを占めていた青空が、西側から流れ込むガスに包まれて行きました(写真奥の頂が剣ヶ峰)。
[乗鞍岳・蚕玉岳~剣ヶ峰]

スタートして約1時間40分で剣ヶ峰に登頂しました。今日は雲の向こうでしたが、晴れれば北に穂高連峰、東に八ヶ岳、南東に南アルプスと中央アルプスを望めます。尚、山頂手前の頂上小屋(写真右下)には飲料水やオリジナルTシャツ等を販売する売店のみがあり、剣ヶ峰方面のトイレの最終は肩の小屋となります(※乗鞍岳 vol.2に続く)。
[乗鞍岳・剣ヶ峰]
[乗鞍岳]
*所在地 … 長野県松本市、岐阜県高山市
*登山口 … 肩の小屋口
*下山 … 肩の小屋口
※入山の際には必ず入山届けを提出ください。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、水・食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話等